2021/08/18 23:14
By-product from limited resource
<限られた資源からの副産物>
限りある資源の副産物であるクロコダイルレザー。
クロコダイル革を作るためだけに飼育されるのではなく、
肉は低脂肪で高たんぱく、低カロリーであることから食用として消費、
血液は強力な抗生物質を開発できる可能性が期待され、研究が行われています。
人々の暮らしを豊かにし、エネルギーとなり、
将来的には従来の薬剤が効かない耐性菌に対しても使える可能性を秘めたクロコダイル。
この命の贈り物を無駄にせずに活用していく・・・。“エシカル消費”です。
これこそが持続可能な社会実現のため、今を生きる私たちが担う
「つくる責任。つかう責任。」 なのだと思います。
私達が輸入しているクロコダイル (Siamese crocodile)の多くは、
カンボジアからタイに輸出されいます。
元々カンボジアには、ワニが生息しており、ワニの高齢化が進み、稚ワニをタイやベトナムへ
輸出することが現在のカンボジアにおける主な産業となっています。
そしてカンボジアから稚ワニを輸入したタイでは、3年間程の養殖期間を経て革や肉、
血液や脂などを海外へ輸出しています。
しかし、カンボジアでは、資金不足から周辺国のような養殖事業が出来ないという
背景から、カンボジアでの6次産業化の確立を目指し日本企業による事業の支援が行われています。
クロコダイル革はワシントン条約で厳しく規制されており、養殖の場合も環境などの基準が定められています。
養殖といえども命を頂いているわけですから大量生産はできません。
養殖場で大切に飼育されたクロコダイルは、職人達の手により、
いくつもの工程を経て美しいクロコダイル革に生まれ変わります。
そして、職人達がプロセスを踏んで丁寧に育んだクロコダイル革に命を吹き込み、